【暗号資産】コインチェックの特徴とメリット&デメリットは?

【暗号資産】コインチェックの特徴とメリット&デメリットは?暗号資産
  • 「コインチェックについて知りたい」
  • 「コインチェックの特徴は?」
  • 「コインチェックのメリットとデメリットは?」

この記事では、そんな疑問にお答えします。

コインチェックは、「コインチェック株式会社」が運営する国内大手の暗号資産取引所です。

コインチェックは2014年11月から事業を始め、現在では取り扱う暗号資産の多さやスマホアプリの使いやすさなどで利用者から支持されている暗号資産取引所になっています。

この記事では、コインチェックの特徴や利用するメリット・デメリットを説明していますので、コインチェックの口座開設を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

「仮想通貨」と「暗号資産」は同じ意味ですが、法律で「仮想通貨のことは暗号資産と呼びます」となったので、このサイトでは「暗号資産」と書いています。

コインチェックの特徴は?

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コインチェックには以下の特徴があります。

  • マネックスグループの子会社
  • アプリのダウンロード数日本一
  • 取り扱っている暗号資産が豊富
  • 高いレベルのセキュリティ対策
  • 売買以外の提供サービスが多様

コインチェックの特徴をそれぞれくわしく説明します。

マネックスグループの子会社

コインチェックはマネックスグループの子会社の一つです。

マネックスグループは、20年以上金融事業に携わり多くの金融関連会社を経営している、東証プライム市場上場を果たしている大手企業です。

コインチェックは経営基盤がしっかりしている親会社の後ろ盾がある暗号資産取引所なので、大事な暗号資産を預けるときに安心感があります。

アプリのダウンロード日本一

コインチェックのスマホアプリのダウンロード数は三年連続で日本一です。

スマホアプリの使いやすさの評判やコインチェックの高い知名度、親会社が有名大手による安心感などで支持されているようです。

特にスマホアプリの使いやすさは評価が高く、初心者でも迷うことなく使えるので、多数の利用者から歓迎されています。

取り扱っている暗号資産が豊富

コインチェックでは多くの種類の暗号資産を取り扱っています。

ビットコインやイーサリアムはもちろん、マイナーな銘柄も扱っていて、現在は17種類の暗号資産を揃えています(2022年8月時点)。

世界中には1万5千種類の暗号資産が存在しているそうですが、日本の暗号資産取引所では金融庁の厳しい審査を通過した25~30種類の暗号資産だけが取引されています。

コインチェックではそのうちの17種類を取り扱っています。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • リスク(LSK)
  • リップル(XRP)
  • ネム(XEM)
  • ファクトム(FCT)
  • ライトコイン(LTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • モナコイン(MONA)
  • ステラルーメン(XLM)
  • クアンタム(QTUM)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • アイオーエスティー(IOST)
  • エンジンコイン(ENJ)
  • オーエムジー(OMG)
  • パレットトークン(PLT)

高いレベルのセキュリティ対策

コインチェックのセキュリティ対策は高いレベルを維持しています。

コインチェックでは二段階認証とコールドウォレットを用いていて、外部からのハッキングに強いシステムになっています。

二段階認証は「ログイン時にスマホに送られてくるコードを入力することでログインができる方法」のことで、コールドウォレットは「インターネットに繋がっていないウォレットで暗号資産を管理する仕組み」のことです。

第三者の不正使用やログインを防ぐことができ、利用者の暗号資産が安全に守られる仕組みになっています。

売買以外の提供サービスが多様

コインチェックは暗号資産の売買取引のほかに、以下の提供サービスがあります。

  • 貸暗号資産サービス
  • Coincheckつみたて
  • Coincheck NFT
  • Coincheckでんき
  • Coincheckガス
  • Coincheck IEO

コインチェックは新しいサービスを次々に取り入れて利用者数を伸ばしています。

貸暗号資産サービス

コインチェックには、暗号資産を一定期間貸し出し、期間終了後に利用料(利回り)を得られる「貸暗号資産サービス」があります。

「レンディング」ともいいますが、面倒な手続きもなく、口座に持っている暗号資産を最大年率5%で投資運用できるサービスです。

「貸暗号資産サービス」はコインチェックが扱っているすべての暗号資産で利用することができ、貸出期間は14日、30日、90日、365日間から選ぶことができます。

Coincheckつみたて

コインチェックには、暗号資産を毎月定額で積み立てしてくれる「Coincheckつみたて」というサービスがあります。

積み立てる暗号資産を決めてから積立金額や積立頻度を設定しておくことで、自動で定期的に定額を買い付していくサービスです。

一定額を定期的に買い付けていく方法を「ドルコスト平均法」といいます。

Coincheckつみたての積立金額は月1万円から100万円まで、積立頻度は毎日か毎月一回を選ぶことができます。

暗号資産の価格を予想して売買するのは難しいため、購入するタイミングを分散して価格を平準化させて、比較的安全に運用していくシステムです。

Coincheck NFT

コインチェックは「Coincheck NFT」というNFTマーケットプレイスを運営しています。

NFTマーケットプレイスとは、アーティストが作成したNFTを購入したり、利用者同士でNFTを売買することができるプラットフォームのことです。

NFTとは、ブロックチェーン技術を利用してデジタルデータを暗号化し、唯一無二の作品であることを証明したデジタルデータのことです。

今までネット上の画像や音楽などはコピペされまくっていましたが、最新の技術で「これだけが本物ですよ」と確実に証明できるようになり、その証明された「本物」を利用者が売買できる場所をコインチェックが運営している、という話です。

暗号資産取引所がNFTマーケットプレイスを運営するのは、コインチェックが国内初です。

コインチェックの口座を持っている利用者はNFTの出品、購入、保管が簡単にでき、出品と購入時のネットワーク手数料は無料になります。

Coincheck NFTはコインチェックと一体化したサービスなので、コインチェックで扱っている暗号資産を決済に利用できます。

Coincheckでんき

コインチェックには「Coincheckでんき」という、電気料金が最大7%お得になるサービスがあります。

利用者が「イーネットワークシステムズ(EMS)」という電力会社と契約し、コインチェックで「ビットコイン付与プラン」か「ビットコイン決済プラン」を選ぶことでサービスが受けられます。

「ビットコイン付与プラン」は電気料金を現金で支払って料金の最大7%分のビットコインをもらい、「ビットコイン決済プラン」は電気料金をビットコインで支払って料金の最大7%分を割引してもらいます。

どちらのプランでも電気料金が割引されますが、「ビットコイン付与プラン」は電気料金を支払っているだけで毎月ビットコインが貯まっていくことになります。

Coincheckガス

コインチェックには「Coincheckガス」という、ガス料金が3%お得になるサービスがあります。

利用者が「東京ガス」と契約し、コインチェックで「ビットコイン付与プラン」か「ビットコイン決済プラン」を選ぶことでサービスが受けられます。

「ビットコイン付与プラン」はガス料金を現金で支払って料金の3%分のビットコインをもらい、「ビットコイン決済プラン」はガス料金をビットコインで支払って料金の3%分を割引してもらいます。

どちらのプランでもガス料金が割引されますが、「ビットコイン付与プラン」はガス料金を支払っているだけで毎月ビットコインが貯まっていくことになります。

Coincheck IEO

コインチェックには、「IEO(Initial Exchange Offering)」という「企業がプロジェクトの推進のために暗号資産を用いて資金調達する」サービスがあります。

「IEO」を実施している暗号資産取引所は、国内ではコインチェックだけです(2022年8月時点)。

株式投資でいうIPOみたいなもので、資金を調達したい企業が発行する「トークン(暗号資産)」をコインチェックが販売する仕組みです。

コインチェックの利用者が「トークン」を適正価格より安く購入し、価格の上昇を待って売却して利益を狙うことができます。

2021年7月にコインチェックが国内初の「IEO」により「パレットトークン(PLT)」を販売しましたが、話題になったことで申し込み倍率が24倍にもなり、販売価格4円から最高値99円(約24倍)を記録しました(現在は20円前後を推移しています)。

コインチェックで「IEO」が実施される回数は多くありませんが、販売されたトークンは取引開始後に値上がりすることが期待できるため、資産運用の手段として現在注目されています。

コインチェックのメリットは?

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コインチェックを利用するメリットは以下のとおりです。

  • 見やすいアプリで快適に取引できる
  • 取引手数料を気にせずに取引できる
  • 売買取引せずに資産運用ができる
  • 多種類の暗号資産で分散投資ができる

コインチェックのメリットをそれぞれくわしく説明します。

見やすいアプリで快適に取引できる

コインチェックは見やすいスマホアプリのため、ストレスなく快適に取引ができます。

スマホは画面が小さいのでどうしても見にくくなってしまいますが、コインチェックのスマホアプリは過不足ない情報が表示されているのに見にくさを感じさせません。

初心者向けに用意された必要最低限の情報だけを表示させる機能もあり、初心者でも迷うことなく操作できます。

コインチェックのスマホアプリなら、外出先でも取引タイミングを逃さず売買したり、銀行口座からの入出金などもスムーズに行えるでしょう。

取引手数料を気にせずに取引できる

コインチェックは「販売所」「取引所」ともに取引手数料が無料になっています。

ほかの暗号資産取引所の「取引所」では取引手数料がかかる場合がありますが、コインチェックでは取引手数料なしで利用できます。

暗号資産の売買取引を行う上で取引手数料は大きなコストとなりますが、そのコストが不要になるのはうれしいポイントではないでしょうか。

「販売所」も取引手数料は無料ですが、「スプレッド(暗号資産の買値と売値の差額)」を負担する必要があるので、「取引所」で暗号資産を購入するより割高になっています。

売買取引せずに資産運用ができる

コインチェックの提供サービスを利用すると、暗号資産を売買しなくても資産運用できます。

  • 貸暗号資産サービス
  • Coincheckつみたて
  • Coincheck NFT

売買の知識も難しい判断も必要ないので、初心者や気楽に暗号資産で資産運用したいという人に向いている投資手法です。

貸暗号資産サービス

コインチェックの「貸暗号資産サービス」で、自身の口座に持っている暗号資産をコインチェックに貸し出して、最大年率5%の利用料(貸し賃)を稼ぐ方法があります。

二週間から一年間の期間で貸し出せるので、当面使う予定のない暗号資産があれば「貸暗号資産サービス」を利用するといいでしょう。

Coincheckつみたて

コインチェックの「Coincheckつみたて」で、好きな暗号資産を定期的に積立てて増やしていく方法があります。

自身の資金力に応じて積立金額を設定できるので、無理なく暗号資産を運用できます。

Coincheck NFT

コインチェックの「Coincheck NFT」で、NFTを購入してコレクションする方法があります。

コインチェックなら専用のウォレットがあるので、ほかのデジタルウォレットを用意してNFTマーケットプレイスを利用するという面倒な手間がかかりません。

購入したNFTが値上がりすれば、売却して利益を得ることができます。

多種類の暗号資産で分散投資ができる

コインチェックは取り扱っている暗号資産の種類が多いので、分散投資ができます。

価格は銘柄ごとに違う動きをするので、一つの暗号資産取引所で取引できる銘柄が多ければ、その分だけ利益を得る機会が広がります。

欲しい銘柄を求めて暗号資産取引所の口座をいくつも開設しなくていいので、面倒な手間がかからなくて済むというメリットもあります。

コインチェックのデメリットは?

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コインチェックのデメリットは以下のとおりです。

  • 販売所の取引コストが高い
  • 取引所がわかりにくい場所にある
  • 取引所で取引できる銘柄が少ない
  • レバレッジ取引に対応していない
  • カスタマーサポートに不満がある

コインチェックのデメリットをそれぞれくわしく説明します。

販売所の取引コストが高い

コインチェックには「販売所の取引コストが高い」という意見があります。

これは「利用者が販売所を利用する場合に負担しなければならないスプレッド(暗号資産の買値と売値の差額)が広い」ことを指しています。

しかしどこの暗号資産取引所もそこそこ広いスプレッドが設定してあるので、コインチェックのスプレッドだけがほかの暗号資産取引所と比べて極端に広いわけではありません。

スプレッドは暗号資産取引所の利益になるものなので、支払わなければならない「取引手数料」と割り切るしかないでしょう。

取引所がわかりにくい場所にある

コインチェックの取引所は、パソコンのブラウザ版もスマホのアプリ版もわかりにくい場所にあります。

コインチェックが取引所を目立つ場所に置いていない理由はわかりませんが、ほかの暗号資産取引所のように販売所と取引所を並べて配置してありません。

販売所での取引に比べて取引での取引はたしかに慣れないうちは多少面倒ですが、しかしすぐに慣れますし、いつまでも割高な販売所で取引したくありませんからね。

コインチェックのスマホアプリは見やすくて快適な操作をウリにしていますが、取引所にすぐアクセスできないのは、大きなデメリットといえるかもしれません。

取引所で売買できる銘柄が少ない

コインチェックには「取引所で売買できる銘柄が少ない」という意見があります。

コインチェックの取引所で売買できる銘柄は、ビットコイン、モナコイン、イーサリアムクラシック、パレットトークンの4種類なので、たしかに多いとはいえません(2022年8月時点)。

いずれはコインチェックの取引所で売買できる銘柄も増えると思いますが、売買したい銘柄がコインチェックに現在ない場合は、ほかの暗号資産取引所を選ぶしかないでしょう。

レバレッジ取引に対応していない

コインチェックには「レバレッジ取引に対応していない」という意見があります。

レバレッジ取引は「口座に預けた証拠金を担保にして、証拠金以上の金額を取引できる仕組み」のことですが、コインチェックでは2020年3月でレバレッジ取引の提供をやめています。

「現物取引なんてヌルいことやってられるか!レバレッジ取引でガツンと勝負したいんだよ!」という人は、ほかの暗号資産取引所を選んだほうがいいかもしれませんね。

カスタマーサポートに不満がある

コインチェックには「カスタマーサポートに不満がある」という意見があります。

コインチェックは電話によるサポートはなく、問い合わせフォームから送信するしかありません。

緊急事態の場合は電話のサポートがあると安心できるので、コインチェックが電話によるサポートに早く対応してくれることを願うしかありません。

最後に

コインチェックは記事で紹介したように、初心者が暗号資産の取引を始めるときにおすすめできる暗号資産取引所です。

初めて暗号資産にふれる人に向けて、不要な情報は省いてできるだけわかりやすく紹介したつもりですが、まだ過不足があったかもしれません。

少しでもあなたが暗号資産取引所を選ぶときの参考になればうれしく思います。

以上、「【暗号資産】コインチェックの特徴とメリット&デメリットは?」でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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