ごきげんよう、まさきちです。
はい、記事のタイトルは『転生したらスライムだった件』のパクリです。
『転スラ』のアニメはアマゾンプライムで観ています。
たくさんある異世界転生モノの中でも、この作品は特に好きですね。
他の作品では醜悪な存在か敵でしかないゴブリンやオークも、種族の一つとして対等に描かれているところが気に入っています。
実は、今回の記事はタイトルをお借りしただけで、『転スラ』とは何も関係ありません。
『転スラ』関連で検索してきた方がいたらごめんなさい。
転生したらダンゴムシ
21歳のときに交通事故で頚損になり、もう30年以上も車椅子生活を送っている僕ですが、その交通事故できちんと死んでいたら、健常者に生まれ変わっていたかも知れないのになと思うときがあります。
まあ、そんなたわけたことを思うときって、大体は障害が原因でケガしたり病気したりで、日常生活を送るのがきつくなったときなんですけどね。
年を取るにつれて、さらにあちこち不具合が出てきているせいで、「なんで障害者になんかなってしもうたんかなぁ」と愚痴ることは増えた気がします。
以前、嫁さんに「事故したときに死んですぐに生まれ変わっとったら、今ごろ健常者として暮らしとったやろね」と言ったら、「人間に生まれ変われるかどうかわからんたい。ダンゴムシに生まれ変わっとったかも知れんよ」と返されたことがあります。
ごもっともですが、しかしダンゴムシって・・・。
そもそも運良く人間に生まれ変わったとしても、日本人じゃないかも知れないし、男性じゃないかも知れません。
女性としての人生も一度やってみたいなと思ったことがあるので、性別はどちらでもかまいませんが、生まれ変わる場所はやっぱり日本が良いなとは思います。
そう言えば、こんな話を聞いたことがあります。
「異性に生まれ変われるとしたら、どんな異性になりたい?」という質問をされたとします。
その質問の答えが、あなたの理想の異性だそうです。
僕は「ムッチムチボディでちょっとわがままで自由奔放な雰囲気の女性になりたいなぁ」と思ったので、ネタバラシを聞いて「なるほどw」と思いました。
UFOの飛来を夜空に願う
話はまた逸れますが、僕は子供のころから、宇宙人や超能力といったオカルトっぽいモノが大好きでした。
実家には、天井近くまである大型の本棚二つに、宇宙人や超能力やUFOやUMAやオーパーツや幽霊などの本がぎっちり並んでいるほどでした。
その中に、宇宙人と遭遇した事件をまとめた本があって、何かの原因で歩けなくなった人が、宇宙人が発した謎の光線を浴びたらまた歩けるようになった、という話が載っていました。
こんな幼稚な創作話、通常なら鼻で笑っておしまいですが、「あなたは一生歩くことができません」と医者に宣告されて、人生のドン底まで落ち込んでいた当時の僕は、すがれるものなら藁でも謎の光線でもすがりたい精神状態だったのでしょうね。
ハローベストで固定されていて首を動かせないので、2時間に一度の体位交換で窓の方を向いたとき、僕を助けてくれる宇宙人がUFOに乗って飛んで来てくれることを、夜空に向かって祈っていました。
三晩くらいは真剣に祈っていましたが、もちろんUFOなど飛来するわけもなく、僕もだんだん正気に戻っていきました。
以来、あれほど好きだったオカルトっぽいモノ全般には、一切の興味を持たなくなりました。
勝手な話ですよね。
昔、この話を高校の同窓会で、同じテーブルにいた友達にしたことがありますが、みんな最初こそ笑っていたものの、最後の方では複雑な表情をしていて、一人の女子なんか涙まで浮かべてしまう事態になったことがあります。
僕としては笑い話のつもりだったのですが、健常者の友達はどういう反応して良いのかわからず、困らせてしまったようでした。
自殺するなら体を換えてくれ
話が逸れたついでにもう一つ。
どこかで誰かが自殺したニュースを聞くたびに、五体満足なのに自殺なんかしてもったいないなと思っていました。
車椅子生活を送り始めたばかりの若いころです。
自殺した人には、「自殺するだけの理由」が当然あったと思います。
だから、「自殺するだけの理由」も一緒に引き受けるので、僕の体と交換してくれないかなと思っていました。
もちろん、そんなことができないことは承知ですよ。
その後、「自殺するだけの理由」を甘く捉えた、無知で傲慢な考え方だと気づいてからは、そんな妄想をしなくなりました。
しかし、不自由な体が何とかならないかなという気持ちはずっとありましたね。
さすがに今はもう、この体で死んでいくしかないなと思っています。
この記事をここまで読んでくれたあなたなら、「ケイソンあるあるやな!」と共感してくれると信じているのですが。
え、共感できない?
・・・話を戻します。
やっぱり転生しなくて良かったかも
僕が 「事故したときに死んですぐに生まれ変わっとったら、今ごろ健常者として暮らしとったやろね」と言ったときに、嫁さんは「ダンゴムシに生まれ変わっとったかも知れんよ」と言いましたが、「まさちゃんが死んどったら、あたしたち会えんやったたい」とも言いました。
僕はそれもそうだな、と思いました。
車椅子で生活していて大変なことはたくさんありましたが、楽しいこともたくさんありました。
楽しい思い出のほとんどには、嫁さんが一緒にいます。
もし事故で死んでいたら、僕みたいな男にも会えてよかったと言ってくれる嫁さんと出会うことはなかったし、楽しい思い出を作ることもなかったと思うと、やっぱり死んで転生しなくて良かったかもと思います。
ということで、結局は何を言いたいのかわからない、まとまりのない話をダラダラと書いてしまいました。
『転生したら○○だった件』を使いたかっただけやろ!と言われても、返す言葉はございません。
以上、「「転生したら健常者だった件」と例の異世界アニメのタイトルをパクってみた件」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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