仲良かったかわいい女子高生のおばさん見下し発言にドン引きした話

日常

ごきげんよう、まさきちです。

今回は、30年以上昔のちょっと甘酸っぱい思い出です。

かわいいなと思っていた女子が、同じクラスの女子の姿を見て笑ったことでドン引きしてしまったんですよね。

今思えば、若い女の子だからそんなもんだよねというくらいの発言だったのに、なんであんなに反応してしまったのでしょうか。

アニメが好きな家庭クラブの女の子

高校三年生になったときの話です。

クラス替えがあり、新しいクラスメートとの学校生活が始まりました。

僕のすぐ後ろの席に、身体の大きい、長い髪を二つに分けて結んでいる女の子がいました。

初めて同じクラスになったCさんです。

Cさんは家庭クラブに所属している、おとなしい性格の女の子でした。

あるとき、Cさんがクリアファイルみたいな下敷きにアニメ雑誌の切り抜きをはさんでいるのを見かけました。

「とんがり帽子のメモル好きなん? 絵がきれかよね」

僕がそう話しかけると、Cさんは驚いた顔をして僕を見ました。

日ごろ悪そうな男子生徒と騒いでいる僕がアニメ好きだとは、Cさんは思いもしなかったようです。

『アニメージュ』や『アニメディア』をアニメ好きの友達と回し読みしていると言うと、Cさんはさらに驚いていました。

そのことをきっかけに、僕はCさんといろんな話をするようになりました。

入学当時から目立っていたかわいい女の子

新しいクラスにはMさんもいました。

Mさんも初めて同じクラスになった女子生徒です。

Mさんは一年生のころから目立っていたかわいい女の子でした。

たまご型の顔の輪郭と整った目鼻立ちで、ああ美人とはこういう人のことを言うんだなと無条件に納得するほどでした。

それまでは違うクラスだったので遠くから見たことくらいしかありませんでしたが、同じクラスになったことで話す機会も増えました。

僕はMさんの、真顔の「ツーン」としたような表情しか見たことがなかったので、ずっと『お高くとまっている』というイメージを持っていました。

しかし話してみるとそういうことはなくて、気さくでよく笑うし、お兄さんと観ていたということでガンダムの話もできるし、親しみやすい性格の女の子でした。

ほかの高校に彼氏がいるという話を聞いたことがあったのでMさんに夢中になるということはありませんでしたが、「かわいくていい子だな」くらいはずっと思っていました。

仲の良いクラスメートへ昇格

あるとき、僕がMさんから気に入られる出来事がありました。

といっても『ただのクラスメート』から『仲の良いクラスメート』へレベルアップしたくらいですが。

僕とMさんはクラスの準備委員(という名前でした、たしか)をやっていたのですが、Mさんの連絡ミスが原因で、僕が体育の先生にビンタされるほどひどく叱られる事態になったことがありました。

先生にあんなにひどく叱られてもMさんを責めることもなく、ビンタくらい何も気にもしていない僕の様子が、Mさんに気に入られたようです。

僕も男ですからかわい子ちゃんに懐かれて悪い気はしませんが、彼氏がいるのにクラスの男子にそんなに愛想振りまいていいの?と思うところは少々ありました。

しばらくして高総体の時期になり、運動部に所属していた僕は一生懸命練習に打ち込みました。

しかし最後の高総体は、善戦むなしく一回戦で負けてしまいました。

高総体が終わって部活を引退した僕は、クラスメートやアニメ好きの友達と毎日遊び倒していました。

そんなある日、「これからみんなでボウリングに行くんやけど、まさきちくんも一緒に行こうよ」と、Mさんからボウリングに誘われました。

おばさん見下し発言にドン引き

その日は何も予定がなかったので、Mさんのお誘いにホイホイついていきました。

バスを降りてみんなでワイワイ言いながらボウリング場へ向かっていたら、制服姿のCさんが大きな荷物を両手に持って歩いているのが見えました。

学校帰りに、ボウリング場のとなりにあるスーパーで食料品を買ったようです。

そういえば今日は早く帰ってご飯の準備せんばとかCさん言いよったなぁ、と思い出していたら、となりを歩いていたMさんが「ぷっ」と吹き出しました。

そして、「Cさんよね。あんなにたくさん買い物して、まるでおばさんみたい」とクラスメートを見下した口調で言いました。

正直言うと最後の「まるでおばさんみたい」はよく覚えていません。

「まるでお母さんみたい」か「まるで主婦みたい」だったか、とにかく食料品がたくさん入った袋を持った女性を蔑(さげす)んだ言い方でした。

最後の言葉をよく覚えていないのは、僕の頭の中で「スーッ」という音が響いていて聞き取れなかったからかも知れません。

「スーッ」という音は、Mさんにドン引きした音でした。

ただのクラスメートへ降格

Mさんと恋愛していたわけではありませんが、「かわいくていい子だな」くらいには思っていたので、その思いが一気に冷めた瞬間でした。

「ご飯の準備せんば」と言ったCさんに「おかず何?」と訊いたら、「ホイコーローにしようかな」と答えました。

「おー、さすが家庭クラブ」と茶化したら、「そんくらいできるよw」と当たり前のように言っていたCさんでした。

Mさんの発言に自分でも驚くほどドン引きしてしまったのは、僕とCさんのそんなやりとりをMさんに嘲笑されたように感じてしまったのかも知れません。

ほんのさっきまでウキウキだった気分が嘘のように沈んでしまいました。

とてもMさん(を含めたみんな)とボウリングを楽しめる気分ではなくなったので、「用事思い出した。ごめん、今日は帰るけん」と言って、バス停に向かうフリをしてその場から離れました。

その日以降、Mさんには今で言う『塩対応』を続けていたら、いつの間にか『仲の良いクラスメート』から『ただのクラスメート』へ降格されていました。

そういう事情でMさんとは必要以上のことは話さなくなりましたが、Cさんとは卒業までずっと『仲の良いクラスメート』でした。

卒業して7年後の同窓会で

25歳のときに行なわれた同窓会で、Cさんと卒業以来に会いました。

明るい色のソバージュヘアでグラビアモデルみたいなスタイルをした美人に声をかけられましたが、最初誰だかわかりませんでした。

18歳のときのCさんはもっとふくよかで田舎の女子高生という雰囲気だったのに、良い意味での変貌ぶりにすごく驚かされました。

僕の交通事故の話を聞いて心配してくれていたそうで、「後遺症とかないの?」と訊くので、「車椅子に乗っとることが後遺症やんw」と言ったら、「ああ、そっか!」と笑っていました。

Cさんと話し終わったあとにほかの男子から「あの子、誰?」と訊かれたので、「Cさん」と答えたら、その男子はCさんを覚えていませんでした。

Cさんはおとなしくて目立たない女子生徒でしたから無理もないなとは思いました。

一方、在学中に目立っていたMさんはその同窓会に出席していませんでした。

聞いた話では、高校卒業後すぐに例の彼氏と結婚して1年ほどで離婚したということでした。

以上、「仲良かったかわいい女子高生のおばさん見下し発言にドン引きした話」でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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