FIFA女子ワールドカップ・フランス2019になでしこジャパンが出場します。
初戦はアルゼンチンと2019年6月11日1:00(日本時間)にキックオフの予定です。

直近の国際大会ではすばらしい成績を残しているなでしこジャパンですが、じつは外国を含む世間の評価はそれほど高くないようです。
リオデジャネイロ五輪のときのように予選敗退ともなると、高倉麻子監督の解任が話題になるかもしれません。
そこで今回は、もしそうなれば高倉麻子監督の後任は誰になるのか、有力候補5人を予想してみたので紹介したいと思います。
なでしこジャパン高倉麻子の後任監督は誰?
積み上げてきた自分たちの力を信じて。
— なでしこジャパン (@jfa_nadeshiko) 2019年5月21日
再び、世界のなでしこへー。
女子ワールドカップ6/7開幕!
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なでしこジャパンは2016年のリオデジャネイロ五輪で予選敗退したことをきっかけに、佐々木則夫監督から高倉麻子監督にバトンタッチしました。
当時、高倉麻子監督は育成年代を指導していて、その手腕を期待されてなでしこジャパン初の女性監督として就任しています。
高倉麻子監督は、初めての国際大会だったアルガルベカップこそ6位でしたが、E-1サッカー選手権では準優勝、アジアカップで優勝(連覇)、第18回アジア競技大会でも優勝しています。
以上の成績だけをみると今回のW杯フランス大会で我らがなでしこジャパンは優勝候補の一角と期待しても良さそうですが、実は外国からの評価はそれほど高くはありません。
高倉麻子監督になってなでしこジャパンは世代交代が進んで若手中心になりましたが、むしろそのことでアメリカやフランスのベテラン中心のチームに比べて経験や実力が足りない、と分析されているようです。
とはいってもまさか予選リーグで敗退などということはないと思います。
しかしその可能性がゼロではありませんので、もしそういう事態になれば高倉麻子監督の責任問題、そして解任という流れになる恐れは充分にあります。
そこで少々気が早いとは思いますが、高倉麻子監督の後任が誰になるのか、5人の候補を挙げて予想してみたいと思います。
ポスト高倉麻子監督の有力候補5人を予想!
候補その1:池田太【U-20サッカー日本女子代表監督】

引用元:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail5/id=46707
名前:池田太(いけだふとし)
生年月日:1970年10月4日
出身地:東京都小金井市
指導歴:U-19サッカー日本女子代表監督・U-20サッカー日本女子代表監督
サッカーの世界大会で優勝した日本人監督は3人います。
2011年ドイツW杯で優勝した佐々木則夫監督と、2014年U-17W杯で優勝した高倉麻子監督、そして2018年U-20W杯で優勝した池田太監督です。
ヤングなでしこ(U-20)の選手たちから『熱男(あつお)』のあだ名をもらうほどの熱血指導が持ち味の監督です。
誠実で正直な人柄で、親子ほども年の差がある若い女子選手から慕われて信頼されているということです。
初めて女子サッカーの監督に就任してからわずか1年半でヤングなでしこを世界一に導いた実力を持つ池田太監督は、高倉麻子監督の後任にふさわしいのではないでしょうか。
候補その2:本田美登里【AC長野パルセイロレディース監督】

引用元:https://twitter.com/hashtag/本田美登里
名前:本田美登里(ほんだみどり)
生年月日:1964年11月16日
出身地:静岡県清水市
指導歴:U-20サッカー日本女子代表コーチ・AC長野パルセイロレディース監督
女性初の日本サッカー協会公認S級コーチの資格を取得(2007年)した、女性指導者のパイオニアです。
本田美登里監督の気さくで人と壁を作らない態度が、選手たちからコミュニケーションを取りやすいと評判だそうです。
指導者として、宮間あや、福元美穂、近賀ゆかり、岩清水梓、川澄奈穂美選手を育てた経験があります。
監督就任当時は観客が300人くらいしかいなかったAC長野パルセイロレディースを就任3年目になでしこリーグ1部に昇格させた手腕も見事です。
ピッチ内外でのすばらしい気配りと目配りで選手たちから厚い信頼を得ている本田美登里監督には、 高倉麻子監督の後任を任せても大丈夫ではないでしょうか。
候補その3:星川敬【NKツェリエセカンドコーチ】

引用元:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201108080004-spnavi
名前:星川敬(ほしかわけい)
生年月日:1976年5月29日
出身地:東京都
指導歴:日テレベレーザ監督・INAC神戸レオネッサ監督・NKツェリエセカンドコーチ
女子サッカー選手の指導には定評があり、佐々木則夫監督の後任を決める際には星川敬コーチの名前も挙がっていました。
日テレベレーザとINAC神戸レオネッサの監督時代、なでしこリーグで優勝3回、皇后杯全日本女子サッカー選手権大会で優勝4回というすばらしい成績を残しています。
その際になでしこリーグ優勝監督賞を2回受賞しているので、星川敬コーチは女子選手の指導に長けているという評価につながったのでしょう。
現在はスロベニア1部リーグに所属するNKツェリェのセカンドコーチとして活躍しています。
過去にはイングランド女子1部リーグに所属するチェルシーLFCでコーチを務めたり、ポーランド3部リーグに所属するコンコルディアエルブロングの監督を務めた経験もあります。
海外での指導実績もある星川敬コーチは、高倉麻子監督の後任に適任ではないかと思います。
候補その4:大部由美【サッカー日本女子代表コーチ】

引用元:https://www.sakaiku.jp/column/mental/2014/006715.html
名前:大部由美(おおべゆみ)
生年月日:1975年2月15日
出身地:鳥取県境港市
指導歴:U-20サッカー日本女子代表コーチ・サッカー日本女子代表コーチ
大部由美コーチは2004年、サッカー日本女子代表の愛称が『なでしこジャパン』に決まったとき、主将を務めていました。
現在はなでしこジャパンのコーチで、高倉麻子監督の右腕として活躍しています。
高倉麻子監督とはU-16、17、19、20と各カテゴリーでコンビを組んできて、選手に対しては高倉麻子監督と大部由美コーチはいわゆるアメとムチの関係だそうです。
2014年U-17W杯でリトルなでしこが世界一になったときも高倉麻子監督と一緒に戦いました(優勝カップを持っていないほうが大部由美コーチ)。
試合の戦術や選手の起用についてもお互いが納得するまで話し合いを重ねるそうで、高倉麻子監督にとって大部由美コーチは強い信頼関係で結ばれた参謀役でもあります。
高倉麻子監督と一緒にこれまでいくつものタフな試合に勝利してきた大部由美コーチにこそ、高倉麻子監督の後任を任せるべきではないでしょうか。
候補その5:半田悦子【常葉大学附属橘高校女子サッカー部監督】

引用元:http://sakuyahime.jp/?post_type=sakuyahime&p=5180
名前:半田悦子(はんだえつこ)
生年月日:1965年5月10日
出身地:静岡県
指導歴:常葉大学附属橘中学校女子サッカー部監督・常葉大学附属橘高校女子サッカー部監督
半田悦子監督は日本サッカー協会公認S級コーチの資格を2011年に取得しています。
これは2007年に女性で初めて取得した本田美登里監督に次いで二人目の快挙です。
現在は静岡県のサッカー強豪校として知られる常葉大学附属橘高校女子サッカー部の監督を務めています。
半田悦子監督は上記で紹介した方たちとは違って、代表チームやプロチームの監督を経験したことがありません。
しかし現在、中学・高校生の指導を通じて、「サッカーを通じた選手の人間形成」、「チームで日本一になること」、「なでしこジャパンに入れるような選手を一人でも多く育てる」という3本の柱を実現するべく日々努力されています。
自他共に認める選手育成のエキスパートである半田悦子監督は、高倉麻子監督の後任として迎えることに何の問題もないでしょう。
まとめ:【後任予想は5人】なでしこ女子サッカー高倉麻子の次期監督は誰?
今回は、高倉麻子監督の後任になる時期監督候補5人を予想してみました。
●池田太監督はヤングなでしこを就任1年半で世界一にした『熱男』
●本田美登里監督は多くのなでしこ選手を育てた女性指導者のパイオニア
●星川敬監督は女子選手の指導に定評があり海外での実績もある実力者
●大部由美コーチはリトルなでしこを世界一にした高倉麻子監督の右腕
●半田悦子監督は高い理念を持ち地道な努力を続ける選手育成のエキスパート
高倉麻子監督の後任になりそうなかたを調べていたら、実力のある候補者がけっこういらっしゃることを知りました。
おそらくほかにもまだ次期監督にふさわしいかたがいらっしゃるんでしょうね。
「この御方を候補に入れてないとは何事だ!」というようなかたをご存知でしたらご連絡ください。
以上、「【後任予想は5人】なでしこ女子サッカー高倉麻子の次期監督は誰?」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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