石原さとみ気分で嫁さんがワイドパンツをはいたら村田さんだった話

理想と現実日常

ごきげんよう、まさきちです。

今回は、嫁さんが当時流行っていたワイドパンツをはいてみたら、理想と現実のギャップに戸惑いを隠せなかったという話です。

根本敬の作品のキャラクター村田さん

本題に入る前に『村田さん』について説明します。

高校生のころ、同級生にサブカルチャー好きな同級生がいて、その男子生徒から『月刊ガロ』を読ませてもらいました。

それまでお行儀の良い漫画しか読んだことがなかったので、『月刊ガロ』の猟奇的で不条理でエログロな内容に強い衝撃を受けたことを覚えています。

特に根本敬(ねもとたかし)と蛭子能収(えびすよしかず)の、残酷で狂気に満ちた作品が好きでした。

この記事のタイトルの『村田さん』は、根本敬の作品のキャラクターです。

あまりに強烈な印象だったので、30年以上経った今でも覚えているキャラクターでした。

蛭子能収は、独特の存在感でテレビで活躍しているあの蛭子さんです。

若い人の中には、蛭子さんが漫画家だったと知らない人もいるかもしれませんね。

石原さとみのワイドパンツが気になる

嫁さんの好きな女優は石原さとみです。

嫁さんが職場の飲み会で、同僚から「ほなみさんって石原さとみに雰囲気の似とるよね」と言われたそうです。

以前から嫁さんはテレビで石原さとみを見るたびに「かわいい」と言っていましたが、「似てる」と言われたことがきっかけで本格的なファンになったようです。

酔っ払いの同僚の戯言(たわごと)を真に受けた嫁さんは、就寝前のお肌のお手入れをしながら、「そがん言われるほど似とるかなぁ?」と満更でもなさそうにしていました。

ちょうど石原さとみが「地味にスゴイ!」というドラマに出演していたころで、どう贔屓目に見ても、嫁さんとは丸顔としっかりした眉毛くらいしか似ている要素はなかったので、僕はあえてコメントを控えておきました。

「地味にスゴイ!」は出版社が舞台のドラマで、校閲者役の石原さとみが毎回おしゃれなファッションで登場することが話題でもありました。

そのドラマのなかで、石原さとみがはいていたスカートみたいなヒラヒラしたパンツを嫁さんはいたく気に入った様子でした。

『ワイドパンツ』というそうで、当時すごく流行っていたファッションです。

理想のワイドパンツを購入するも

そんなある休日、買い物に行くと言って出かけた嫁さんが、お目当てのワイドパンツを手に入れたと、ホクホク顔で帰ってきました。

嫁さんが新しい服や靴を購入したときは、寝室でプチファッションショーが始まるのがお約束です。

お店でさんざん試着してるのに、買ったその日に自宅でまた着てみないと、どうも気が済まないようです。

嫁さんが買ってきたワイドパンツをはいて見せてくれました。

「ん~? イメージがだいぶ違うぞ?」

嫁さんを見た瞬間に僕はそう思いました。

嫁さんは身長が152センチで、157センチの石原さとみより5センチほど低いのですが、どうも身長のせいだけではなさそうです。

イメージの違いは、ワイドパンツの色と素材とバランスの違いのせいだと思いました。

嫁さんのはいているワイドパンツは黒色で見るからに硬くゴワゴワしていて、裾の長さもみじか過ぎてバランスがすごく悪かったのです。

村田さんのズボンを店員に勧められる

僕は思わず「それじゃ村田さんやん」と笑いながら言いました。

嫁さんは当然、「だれ?」と聞きます。

「根本敬の漫画に出てくる、つんつるてんのズボンはいたおじさん」

僕がそう答えると、村田さんのことはわからないけど褒められていないことはわかった嫁さんがムッとしています。

僕は嫁さんを不快にしたことを謝りながらも、「なんでこれにしたと? もっと明るか色はなかったと?」と聞くと、嫁さんは「店員さんがこれば勧めてくれらした」と言いました。

嫁さんはちょっと押しに弱いところがあるのと、店員さんが勧める服は本当にお勧めだと思って素直に買うクセがあることを思い出しました。

嫁さんがファッションに疎いことを見抜いた店員さんが、あまり売れていない商品をうまいこと言って売りつけたんじゃなかろうかと勘繰るほど似合っていませんでした。

以前、毛皮っぽいベストみたいな上着を店員さんに勧められて買ってきたことがありました。

金正男がお忍びでディズニーランドに来たとき着ていたようなベストです。

そんなことがあったので、今回もカモにされたのかなと思ったのです。

理想のワイドパンツを後日購入

まあでも、買ってきてしまったものをとやかく言っても仕方ありません。

その日のプチファッションショーは、微妙な空気のなかで閉幕しました。

後日、おしゃれに詳しい友達と出かけた嫁さんが、今度はちゃんと石原さとみがはいていそうな明るい緑色のワイドパンツを買ってきました。

その日のプチファッションショーは、嫁さんも上機嫌のまま無事に閉幕しました。

僕は流行に乗るのもなかなか難しいなぁと思いました。

以上、「石原さとみ気分で嫁さんがワイドパンツをはいたら村田さんだった話」でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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