ごきげんよう、まさきちです。
嫁さんはお寿司大好きの寿司女です。
回らないお寿司がもちろん好きですが、回るお寿司も好きです。
回るお寿司のお気に入りは、『はま寿司』です。
僕の住む市には『はま寿司』がないので、となりの市まで、車で片道30分かけて、月に2~3回くらい食べに行っています。
週末のお昼によく行きますが、お互いの都合が合えば、平日の夜に行くこともあります。
今回は、そんな平日の夜に『はま寿司』へ行った帰りに起きた事件の話です。
幽霊が押したんじゃね?w
自宅まであと10分くらいの地点を走っていました。
前方の信号が赤になったので、車を停めました。
そこは押しボタン式の信号機でしたが、誰も横断歩道を渡りません。
歩行者が押しボタンを押したはずですが、周りに人は見当たりませんでした。
「ボタンだけ押して、ダッシュで逃げたんかな」
誰も渡らない横断歩道を眺めながら、僕は助手席の嫁さんに言いました。
その信号機から、ちょっと離れた場所に民家がありました。
人が姿を隠せそうな場所はそこくらいしかなかったからです。
すると、酔って上機嫌の嫁さんが、ちょっと呂律(ろれつ)が怪しい口調で言いました。
「幽霊が押したんじゃね?w」
ビビリな嫁さんをからかったら

嫁さんは外食のとき、大体お酒を飲みます。
僕はもっぱら家飲み派ですが、嫁さんは外でも家でも飲みます。
特にビールが好きです。
体重を気にするふりも一応しながら、いつも美味しそうに飲んでいます。
お寿司をつまみながら飲むビールは格別のようで、その日も「しあわせ~」を連発しながらジョッキを傾けていました。
嫁さんは酔うとちょっと気が大きくなるところがあります。
しらふのときの嫁さんはけっこうなビビリで、怪談や怖い話がすごく苦手です。
その手の話は一切聞こうとしませんし、口にすることもありません。
「幽霊が押したんじゃね?」などと口走ってしまったのは、酔って気が大きくなっていたせいでしょう。
僕はそんな嫁さんを、ちょっとからかってやろうと思いました。
怖さのあまり僕に体当たり
嫁さんが座っている助手席の後部座席を、上体をひねって見ながら、眉をひそめながら言いました。
「ほら~、ほなちゃんがそがんこと言うけん、幽霊が車に乗ってこらしたたい」
嫁さんは僕がそう言った途端、「いやー! うそぉ! 何でそがんこと言うとぉ!」と、ビビリながら怒り出すではありませんか。
さっきまでの上機嫌は一瞬で吹き飛んだようです。
怒りながらも怖さのあまり僕の腕にしがみついてくるところはかわいいのですが、けっこう勢いよくしがみついてきたので、僕に体当たりする形になってしまいました。
「うぉ!あぶな!」
ちょうど信号が青に変わって車を発進させようとしたところだったので、僕は思わずよろめきました。
自分から幽霊ネタをふっといて同じネタで返されたら、ビビって運転手を突き飛ばすなんてまったくひどい話ですよね。
嫁さんは「ごめーん! だって怖かったんやもーん」と言い訳しながら謝っていましたが、幽霊完全否定派の僕からしたら「幽霊」の何が怖いのかまったく理解できません。
その後も、件(くだん)の信号機で止まったときは、あの夜の出来事を思い出して、二人で大笑いしています。
カリカリポテト(バター醤油)大好き
ちなみに嫁さんは『はま寿司』のまぐろの大葉はさみ揚げとカリカリポテト(バター醤油)が大好きです。
両メニューはビールとの相性が最高だそうで、行けば必ず注文しています。
嫁さんは『マクドナルド』や『ケンタッキーフライドチキン』のフライドポテトより、『はま寿司』のカリカリポテト(バター醤油)の方が美味しいと言っています。
まあ、味の好みは人それぞれですけど、たしかにカリカリポテト(バター醤油)は美味しいと思います。
『はま寿司』にしょっちゅう行くので、COOCA(クーカ)を買って支払いするようになりましたが、電子マネーを購入するほど通っているお店は『はま寿司』が始めてです。
以上、「幽霊が信号機を押したせいでなぜか嫁さんから突き飛ばされた話」でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント